国道16号を自転車通勤していたある日。
あの坂道が、僕の“戦場”になった。
🚦始まりは、片道1kmの下り坂
通勤ルートに、ちょっとした“名所”がある。
長さ約1kmの下り坂。信号は1つだけ。
道路の左端、幅およそ2mの白線上が、僕の走るレーン。
すぐ横には、毎朝びゅんびゅん走るクルマたち。
普段は彼らに抜かされてばかりだ。車の流れは時速55km前後。
自転車のスピードはせいぜい40km/h──
安全第一。そんな気持ちで、最初は遠慮気味に走っていた。
🚗幅寄せしてきた“あのクルマ”
事件は突然起きた。
ある朝、左にぐいっと幅寄せしてくるクルマ。
危うく巻き込まれそうになり、思わずブレーキ。
だけど……ムカッときた。
胸の奥から、怒りがこみ上げてきた。
「ふざけるな……!」
気がつけば、足は勝手にペダルを踏み込んでいた。
💥怒りのペダリング──そして時速60kmの世界へ
下り坂。重力が背中を押す。
スピードメーターがどんどん上がる。
50km/h、55km/h、そして60km/h突破!
周囲の風景が、まるでタイムスリップのように流れていく。
幅寄せしてきたクルマは3台ほど前。
前のクルマに詰まってスピードが出せない様子。
そこを僕が……ズバッと追いついて、横に並ぶ。
にらんでやった。
運転手の目が、一瞬ビビったように見えた。
内心、ちょっとスッキリした。
🧊冷静になって、ゾッとする
……冷静に考えると、めちゃくちゃヤバい。
あのスピードでこけてたら、今ごろこの話は
天国ブログで書いてるレベル。
でも、あの“痛快さ”が忘れられなくて、
以来、この坂は僕にとっての勝負所になった。
🚴♂️自転車がクルマを抜く快感
面白いことに、ほとんどのドライバーは
自転車に抜かれると、「えっ!?」と驚いた顔をする。
それがもう、楽しくてたまらない。
坂道では「勝てる」。それがクセになってしまった。
📉でもその後は“とほほ”の世界
坂を下りきると、待っているのは長い上り坂。
後ろからは、さっき抜いたクルマにクラクションを鳴らされる。
「遅っっ!!!」って言いたげなクルマの圧。
完全に“とほほほほ……”である。
👴知らないおじいちゃん、現る
ある日、信号待ちしていたら、
見知らぬおじいちゃんが近づいてきて──
「なんだこのタイヤの細さは!」
と、僕のロードバイクのホイールをいきなり触ってきた。笑
確かに、今の自転車ってタイヤが激細。
車体も、当時は11kgのアルミ。
鉄フレーム全盛期の時代には、片手で持ち上げられる“ハイテク機材”だった。
🏁プロの競輪選手と遭遇した時
ごく稀に、競輪選手らしきチームと遭遇することがある。
彼らの太ももは、もはや“別の生き物”。
後ろから「シューーーッ」という風切り音と共に、
まるで幻のように抜いていく。
僕が時速45kmで必死に走っていても、
彼らは涼しい顔で平地でもクルマより速い。圧巻。
🎯まとめ:怒りがくれたスピードの快感
あの日、クルマに幅寄せされたことで、
僕は自分の中の“野生”を呼び起こされた。
そして、気づいた。
自転車は、時にクルマを超える。
だけど皆さん……
くれぐれもマネはしないでくださいね😅
命あっての“時速60km”ですから。
ほんとにお願いします!

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